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石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

X-MEN アポカリプスは映画史上、最悪の悲劇!1P漫画と評価感想

映画×妄言

◆『アポカリプス』観るべきか迷ってる人に捧げる漫画

 

エックスメン、アポカリプスの1P漫画。

 

 

 前作で歴史が塗り替えられ、あらたな時間軸でのリスタートなので、シリーズ初見でもオッケーではある。


 エックスメンシリーズの特徴は、「ミュータント」といわれる、少年漫画でいうところの「能力者」を、特異な存在として、ノーマルな人間から差別を受ける者たちとして描いているところ。

 現実の差別問題に置き換えて考えられる要素が多分にある。

 前々作と前作は、すばらしい出来だった。もちろん、能力者バトル的な面も含めて。

 

 では、本作はどうだったかというと、うーん……。

 いろんな不満も含めて、今作を実況してみよう。

※今回は、本作が好きな人には不快な展開を見せる記事となっておりますので、ご注意を。

 

 

『エックスメン アポカリプス』実況風感想は意外な展開に!

第一幕:ボス敵の目覚め

 紀元前の大昔、古代文明にて、怪しげな儀式が執り行われている。

 邪悪で強大な存在が生まれつつあるようだ。

 そこに正義っぽい存在が登場!

「そんなやつを誕生させたら、世界がえらいことになる! 止めるで!」

 が、蹴散らされる……。

 とはいえ、邪悪な存在も、深い眠りに入る。

 

 これがボス敵となって現代によみがえる、って話だね。

 わかりやすい話は、好きだ!

 

     *

 

 時は現在進行形(1980年代)の時間軸へ。

 ミュータントの学校には善玉のボス、プロフェッサーがいる。

 車椅子のプロフェッサー、髪はふさふさ。でも、告知用のポスターにおける彼は、一般に知られているような、スキンヘッドキャラだった。

 

 彼が、いかにしてハゲたかが明らかになる。これも、今作の注目ポイントである。

 

     *

 

 エジプトでは、ボス敵が永い眠りから目覚めようとしていた。

 けど、まだいまいち力をコントロールできない。

 嵐の予兆、ってシーンだね。

 

     *

 

 とある工場に潜伏して働く、磁力を使えるおっさん、マグニートー。彼はプロフェッサーのライバルキャラだ。

 うっかり身元がばれてしまい、通報され、警察がやってくる。

 そして、警官がうっかり放った矢によって、娘を殺されてしまう。

 

 ええっ……、うっかり描写がすんごいうっかり。

 マグニートー、悪に堕ちる。歴史が変わっても、彼は悪に堕ちる運命なのか。

 

     *

 

 エジプトの街をお散歩するボス敵。

 音楽やファッションに、カルチャーショックを受けてる。なんか、かわいい。

 彼は、この世で最初のミュータントらしい。

 

 

第二幕:動きだす敵

 テレビで現代文明を学ぶボス敵さん。やっぱりかわいい。

「私が復活したからには、世界は私のものだ! 愚かな民を浄化してやる!」

 

 仲間をさがすボス敵。

 アル中のミュータントを治療&勧誘。

 病気を治して仕事まで紹介してくれるなんて、めちゃいい人!

 

     *

 

 本作は、「ミュータントが地球を支配するべき」と考えるボス敵一派と、「人類との調和を重んじるべき」と考えるプロフェッサー一派の戦いだ。

 娘を殺されたマグニートーは、ボス敵一派に加わるのかな。

 

 あ、やっぱりボス敵にリクルートされるマグニートー。

 マグニートーをリクルートー♪ 韻を踏んでみたYO!

 

 でもマグニートーがだれかの傘下に入るの、いやだなあ。

 彼はベジータみたいな存在なんだよ。

 

 

第三幕:全面対決に向けて

 ボス敵一派 featuring マグニートー VS プロフェッサー一派、の構図ができあがっていく。

 以上。

 

 えっ、ざっくりしすぎ? しっかり実況しろ?

 うーん、申し訳ない。なんかどんどん物語への興味が薄れていって、私は、メモを取るのをやめてしまったのだ……。

 人気キャラ、ウルヴァリンは出てきてたよ! 猛暴れして去っていったけど!

 

 

第四幕:全面対決

 みんなで力を合わせました。

 悪に堕ちてたマグニートーも改心、善玉サイドに加わって戦ってくれました。

 勝ちました。

 やったー! 終わり!

 

 えっ? ざっくりしすぎ? しっかり実況しろ?

 うーん、申し訳ない。なにしろ、メモを取るのをやめてしまったので……。

 

 で・も!

 大事なところは、しっかり述べますよ!

 

 

感想まとめ

 今回の物語、おそろしくプロットがシンプルだった。

 悪者が目覚めたから、みんなで力を合わせてやっつけよう!っていう。

 シンプルな話は好きなのだが、濃厚だった前々作、前作とのギャップに戸惑う私。

 新三部作の最終章、って位置づけなのだが、なくてもよかったような……。

 

     *

 

 観ているなかで、私の興味関心は、物語の主軸から完全に離れ、ふさふさのプロフェッサーが、なぜつるっぱげになったか、のみに移っていた。

 

 事前に、私はいろいろ想像していた。

 プロフェッサーは、人生に迷う若いミュータントにとって、道を示してくれる寛大で心優しい先生である。

 

 心労は絶えないだろう。ストレスによって、ハゲたのかもしれない。

 もしくは、世界中のミュータントとテレパシーでつながるためのヘッドセットが、頭部への負担になって、ハゲたのかもしれない。

 もっとも説得力があるのは、ごく普通に、男性型脱毛症でハゲました、かな。

 

 物語の終盤に、そのシーンは来た。

 

 ボス敵の、邪悪で強大な意思が、プロフェッサーの脳に侵入する。

 プロフェッサーの身体は、その負荷に耐えられない!

プロフェッサー「ぐぁあああああああああああああ!」

プロフェッサーの毛「ぐぁあああああああああああ!」

 

 こんな感じで一気に抜けていきました!

 演出としては、わりとあっさり。

 

 が、私は重大なことに気づいた。

 

     *

 

 これは、映画史上、最悪の悲劇だ。

 どこが?

 

 今作は、前作で歴史を改変してしまったため、あらたな時間軸で進む物語である。

 おなじみのキャラが、新しい人生を歩んでいく。

 前の歴史では悪だったキャラが、善として生きることも、その逆もありうる世界なのだ。

 

 私は、エックスメンシリーズを観始めたころ、プロフェッサーは、いわゆる男性型脱毛症でハゲたのだと考えていた。

 これなら、基本的に遺伝なので、どの時間軸の歴史を歩んでも、プロフェッサーは、ハゲる。しょうがない。

 

 が、今作においてプロフェッサーは、ボス敵の攻撃によってハゲた。

 つまり、ボス敵のいない時間軸なら、攻撃を受けないので、ハゲないはずだ。

 にもかかわらず、前作の時間軸でも、プロフェッサーは、ハゲていた。

 

 これはなにを意味するのか。

 プロフェッサーは、どの時間軸を生きたとしても、ハゲの遺伝子の有無にかかわらず、ハゲる運命にあるのである。

 な、なんという悲劇!

 

 今回の時間軸では、ボス敵の攻撃によってハゲた。

 別の時間軸では、若きミュータントが巻き起こすトラブルからの、ストレスでハゲることもあっただろう。

 さらに別の時間軸では、シャンプーと間違えてうっかり脱毛剤を使ったこともあったかもしれない。(うっかりではなく、マグニートーのいたずらかも)

 

     *

 

 エックスメンシリーズには、差別問題をはじめとして、私たち観客が生きる現実世界へのメッセージが、強く含まれている。

 そして今作のメッセージは、こういうことなのだ。

「ハゲるやつは、なにをしようが、ハゲる!」

 

 運命は自分で切り開いていくもの、なんてメッセージが含まれていることもあったのに、ハゲという運命に関しては、絶対に避けられない、ということなのだ。

 ひどい話だ……。 

 

※本作の監督と脚本家、ブライアン・シンガー&サイモン・キンバーグは、ふっさふさの剛毛。容赦ないぜ……。

 

     *

 

 クイックシルバーがこの曲をBGMにして活躍するシーンはよかった。

 完全にミュージックビデオを観てる気分だった。


Eurythmics - Sweet Dreams (Are Made Of This)

 

 

続編への期待

 スピンオフ含め9作やったんだから、10作目もババンと作っちゃいなよ! って思ってたら、めちゃ計画されてたわ……。

 

『ウルヴァリン3』(2017)

『デッドプール 2』(2018)

『ガンビット』(2018)

『X-Force』(未定)

『ザ・ニュー・ミュータンツ』(未定)

 

 全部観るけどね!

 

     *

 

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