石岡ショウエイBlog『猫まみれ涙娘。』

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石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

スーサイドスクワッド続編はハーレイクインで!イラストで評価感想

映画×妄言

 悪党大好きの私が、かなり楽しみにしていた作品『スーサイド・スクワッド』。

 観たイメージを一枚絵でお伝えするなら、こんな感じ。

 

スーサイドスクワッド、ハーレイクイン、マーゴットロビーのイラスト

 マーゴット・ロビー演ずる「ハーレイ・クイン」を愛でる映画と認識した。

 

     * 

 

 本作は宣伝において、ストーリーではなく、キャラクター性を強くプッシュしていた。

 それも当然、アメコミの悪党を集結させるのがコンセプトで、それぞれのキャラに、すでにそれなりの認知度がある。ファンもいる。

 

 だが私は、よく知らん。

 そんな私の――

 

『スーサイド・スクワッド』実況風感想(ネタバレあり)

 映画館の暗闇でとったメモを実況風に再構成、全四幕でお届け。

第一幕:チーム結成に至るまで

 囚人らしき男、登場。

 あっ、ウィル・スミスだ。でてたんだ。

 つーか、主人公? 

 悪党その1らしい。てっきりクレイジーな女の子、ハーレイ・クインが主演だと思ってた。

 

 刑務官がいじわる。抵抗できないウィル・スミス。

 うーん、ウィルスミスが悪党に見えない。感情移入はできるが、しょっぱなから、

「こいつは本当は悪党じゃない」感が……。

 無実の罪で服役、ってパターンかもしれない。

 

 主演だと思ってたハーレイクイン来た!

 おなじく囚人として登場。

 クレイジー感はあるけど、この子も刑務官にいやな目に遭わされてる。

 うーん、悪党感がぜんぜん足りない。

 精神科病棟で虐待される患者のようで、かわいそうにしか見えない……。

 

     *

 

 この作品は、スーパーマンがいる世界観。

 そのあたりのアメコミ(DC)のクロスオーバー作品だもんね。

 んで、スーパーマンは、いたんだけど、現状はいなくなってるっぽい。

 

 黒人のおばちゃんアマンダ(政府のえらい人)による、悪党の紹介が始まった。

 いずれチームになる人間の紹介か、覚えられるかな。

 

 ウィルスミスは、通称デッドショット。

 殺し屋だった。娘が弱点、バッドマンに逮捕された。

 バッドマンもいる世界か。ああ、『スーパーマンvsバッドマン』(2016)の世界だ。その後なんだね。

 

 ハーレイクインは、クレイジーになる前は、まともな精神科医だった。

 バッドマンの宿敵として知られる「ジョーカー」に恋をして、狂わされてクレイジーになった。

 ジョーカー悪いやつだな!

  そもそも狂わせ方が、電気ショック。

 うーん、これだと洗脳っぽい感じがする。

 そうなると、「本当の彼女は別にいる感」が漂い、現在のハーレイクインは偽物、本来は存在しないもの、って位置づけになる気が。

 今のハーレイクインを好きになりずらいな。

 恋心で狂わせた、って設定でいいのに。

 

     *

 

 悪党紹介、ほか数名。

 おばちゃんの計画によると、ヒーローであるスーパーマンがいなくなった今、悪党を有効利用して有事に備えましょう、ってことらしい。

 

 囚人ではないが、エンチャントレス、って悪党もいる。魔女。おばちゃんに、心臓を奪われてるので逆らえない。

 こいつも悪くないじゃん!

 

 感情移入はできるけど、悪事を働く描写が弱すぎて、悪党とは認識できない。

 利用されてかわいそう、って思っちゃう。

 任務を果たした暁には、国家に逆襲してほしいなあ。

 

     *

 

 ジョーカーだけは捕まってなくて、ハーレイクインが好きなので、奪還を企んでいる。

 今後の物語展開における不確定要素かな、彼だけは、悪党らしさを失わずにがんばってほしい。

 ハーレイクインを洗脳したのは許せんが。

(洗脳ではなく、「深層心理に潜んでいた本当のハーレイクインを解放した」と解釈して、今のハーレイクインを好きになってもいいことにしようかな……)

 

     *

 

 魔女、プチ脱走、その間に弟を復活させる。

 おいおい、脇が甘すぎるぞ、おばちゃんサイド。

 これが敵になるなら、この物語、「政府が自分でまいた種」感がでるけど大丈夫か?

 

 ああっ、やっぱり敵化した!

 そして悪党どもに出動要請が!

 こんな展開でいいんですか、おばちゃああああん!

 

 

第二幕:チーム結成

 もりもり力をつけていく魔女。

 

     *

 

 おばちゃん、悪党どもの体に爆発物をセット。

「従わないとボン、よ?」

 わーお、そりゃ従うわ。

 おばちゃん、俺の中で完全にヒールですわ。

 

 『スーサイドスクワッド(自殺部隊)』結成! さあ、成功すれば刑期短縮、失敗すれば死亡、決死の任務が始まるぜ!

 

 ってところで、突然仲間が増える。

 刀を持った侍ガール、タツ・ヤマシロ、通称「カタナ」。

 服装は、侍っていうか、暴走族の特攻服。

 日本語の発音はちゃんとしてる。善玉(おばちゃん側)っぽい。

 

     *

 

 今度こそ、ヘリで出動だっ!

 

 あ、墜落した。なんでだ、見逃した。

 

 

第三幕:任務開始

 全員無事、崩壊した地区を散策。

 雑魚モンスターと遭遇、応戦。

 それぞれが能力を発揮し、勝利。

 ちょいちょいハーレクインが無邪気さを見せる。よい。

 あ、ハーレイ・クインね、ハーレ・クインじゃない。

 

 魔女は人間をモンスター化できるらしい。

 人間に戻る術はないから、がんがん殺していいらしい。

(戻る可能性はあるけど殺しちゃうメンバー達、くらいの悪党っぷりを期待してた)

 

 チームのお目付役の軍人が、ちょいちょい足を引っぱる。

 しっかり者かと思ったらダメキャラだった。ここは意外。

 

     *


 チームの任務は、魔女の支配地域に取り残された要人の救出らしい。

(魔女討伐だと思ってた)

 

 うわっ、要人って…………、おばちゃんかよ!

 私を助けなさい、って任務だったのかよ、とことんダメなやつだな!

 

 うわっ、おばちゃん、部下を殺した……。

 なんなんだあんたのキャラは。じつは悪玉か?

 ああ、「自分でまいた種」的な失態のもみ消し工作ってことか。

 

 この作品における善悪の価値観に疑問が多し。

 世の中には、「善と見える者が悪、悪と見える者が善」ってこともあるんだよ、的なテーマを訴えてるのか?

 だとしても、演出が極端すぎて。

 最後におばちゃんがぶっ飛ばされるシーンを期待してしまう。

 あっ、おばちゃんがモンスター化して、ラスボスになるのかも!

 

     *

 

 ここでジョーカーが、ハーレイクイン奪還のためヘリで登場!

 いよっ、待ってました、物語の不確定要素! 

 タキシード姿だ、花嫁を奪いに来たぜ感。ナイスキャラ!

 難なくハーレイクインを救出♪

 

 あ、墜落した。

 なんだろう、コントのようなテンポに感じる。

 ハーレイクインは生還するも、ジョーカーは生死不明。

 死んでるわけがない。ここぞという時に来るんだな。

 

     *

 

 おばちゃんも、魔女の支配地区からヘリで脱出、自分だけ安全なところに非難しやがって!

 あ、墜落した。

 やっぱりコントのようなテンポ。

 そもそもヘリの墜落シーン、三回目だよ! だれかつっこめよ!

 ヘリが出てきたら、それはかならず墜落する、なんていうトリビア的な法則が、この世界にはあるのだ。

 

     *

 

 魔女退治は、おばちゃんの失態を隠蔽する任務でもあると知るチーム。そりゃあ、ちゃんとした部隊を送りたくないわね。

「スーサイドスクワッド(自殺部隊)」っていうか、「おばちゃんの尻ぬぐい部隊」だ。

 

「やってられるか! おばちゃんも死んだし、俺たちは自由だぜ、へっへっへっ」

 悪党チーム、飲みに行く。

 うんうん、そうでなきゃ。倒しに行く義務、ないもんね。

 

 悪党、飲みながら身の上話。魔女の根城はわりと近いのに、のんき。(笑)

 

 物語としては、ここからどうやってラスボス倒しに向かわせるんだろう……。

 

 なんてこった、まさかの「情」だった!

 お目付役の軍人が、なんか「深イイ話」的なことを言ったら、デッドショットがやる気に! みなもやる気に!

 うーん、納得いかないなあ、みんないいやつすぎる。

 まあ、最初から「根はいいやつ感」満載だったけどさ。

 ここはジョーカーに期待するしかないな。

 

 

第四幕:最終決戦

 ここまで全120分を30分ずつ、きれいに4分割してる。そういうところはきっちりしてる。

 

 魔女が悪党どもに言う。

「なぜ人間のために戦うんだ?」

 ごもっとも! 

 

 魔女が、悪党どもを味方につけようと、彼らの望みを叶える幻覚映像を見せる。

 デッドショットの映像は、バットマンを殺す場面。

 ハーレイクインの映像は、ぶははははは! サラリーマンになったジョーカーと、幸せな家庭生活を送っている場面!

 あんた、そんな未来を夢見てるのかよ、ピュアだな、かわいいな!

 あんたのことが大好きになったよ! 

 

     *

 

 悪党チームが魔女に従わないので、戦闘に発展。

 魔女の力で世界が崩壊に向かっているのに、演出の間が悪いのか、緊張感やピンチ感のない戦闘描写がつづく。

 

 街を吹き飛ばせるほどのすんげー魔法を使えるのに、肉弾戦につきあってくれる魔女エンチャントレスたん。やさしい。 

 ときおり、謎のくねくね動きをしてセクシーさも見せる。

 まったくもって憎めないラスボスだ。倒す必要性を感じない。

 

     * 

 

魔女「仲間になってよ~」

ハーレイクイン「なる~」

魔女「やった~」

ハーレイクイン「うそだよ~」

 

 って流れで隙を作り、魔女を倒すことに成功。マジか。

 ここ、スローモーションなんだけど、演出のマズさを強調してるようにしか見えなかい……。

 

     *

 

 さあ、悪いやつは倒したぞ、帰ろう、逃げよう!

 ってとこで、今回の元凶のおばちゃん、再登場。生きてたのよ~ん♪

「減刑はしてあげるけど、逃がしはしないわよ」

 ひえ~、つくづく最悪なおばちゃん。

 ぶっ飛ばしてやりたいけど、おばちゃんは政府のえらい人で、こっちは悪党。逆らえないのであった。

 マジか。

 

 とはいえ、囚人に戻った彼らの、刑務所での待遇が、ちょっとよくなりましたとさ。めでたしめでたし。

 

     *

 

 ……と思ったら、ハーレイクインの独房に、ジョーカー現る!

「助けに来たぜ」

 めでたしめでたし~♪

 

 いやいやいや、来るの遅ぇよ! ラスボス戦で出てくるのを待ってたのに!

 ――と、つっこみつつメモを書き終えた私であった。

 

 

感想まとめ

 キャラものであるうえに、その数が多いので、ストーリーがいびつになるのは仕方がない。

 とはいえ、キャラものとしての演出も、ちゃんとできていたのか疑問。

 原作や関連作品でしっかりと知識を持つ、それぞれのキャラのファンは、納得できているのだろうか。

 

 個人的には、悪党がぜんぜん悪党に見えず、悪党好きとしては物足りなかった。

 まあ、ハーレイ・クインと私の出会いの物語ということで、アリだけど!

 

 Yahoo!の評価ページでは、現在「3.28点」(5.00満点、票数1187)

 賛否が分かれてるというよりは、可もなく不可もなく、な様子。

 

 

続編への期待

 今作は、ハーレイクインとジョーカーによるクレイジーなラブストーリー、って面を主軸にしたほうがよかったかも。そんなスピンオフなら、観てみたい。

※本作も、最初はそうだった。が、途中で変更させられたとの情報アリ。変更前バージョンを観てみたい!

 

 おっ、マーゴットロビー続投で、ハーレイクインを主演としたスピンオフの製作が決まったという情報も。

『スースク』ハーレイ・クイン主演映画が始動! シネマトゥデイ

 

 うん、『スーサイド・スクワッド2』よりも、『ハーレイ・クイン/ジョーカーきゅんにメロメロ』なんてノリの作品のほうが、観たい。

 

     *

 

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