石岡ショウエイBlog『猫まみれ涙娘。』

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石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

直木賞と芥川賞の違い/直木三十五「扱いが不公平じゃない?」

漫画家×小説家

 以前、作家は(思うにブロガーも)、世間にみずからのアイコンとなる画像を提示したほうがいいと述べた。

 小説界でもっとも認知度の高いアイコンは、芥川龍之介のこちらの画像ではないだろうか。

 

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(著作権を気にするので描いた)

 

 なんてかっこいいんだ!

 いや、でもかっこよすぎて、撮影中の様子を想像するとすこし笑ってしまう。

 ポーズはカメラマンの指示なのだろうか。

 自発的なものだとするなら、カメラマンはこんなことを考えたりはしなかっただろうか。

 どこ見てるんですか? その手はなんなんですか、あごでも痛いんですか?

 

 

芥川龍之介ほど知られてはいない、直木三十五という男

 芥川龍之介の名前を冠した「芥川賞」とならんで賞される文学賞が「直木賞」である。

 が、その名の由来である直木三十五は、芥川龍之介にくらべると、あまりに認知度が低い。

 

 有名な作品がないにひとしいため仕方ないのかもしれないが、フルネームは「直木三十五」。

 年齢が三十五歳だったから三十五なのであり、デビュー時の年齢は三十一で、当時のペンネームは「直木三十一」であった。

 毎年、年齢に合わせて名前を変えていたのである。

 

 さすがエンタメ性の強い文学賞の祖。おもしろい発想だ。

 去年は「モーニング娘。15」、今年は「モーニング娘。16」みたいなものか。

 怒られるかな……。

 

     *

 

 私の記憶にある直木三十五のアイコンを脳内から引っぱりだすと、芥川龍之介ほど男前ではなかったような気がする。親近感がわく。

 

 上記の芥川の近影を見たら、やはりこういって笑うんじゃないだろうか。

「モデル気分かね? あごが痛いのかね?」

 

 直木三十五のアイコンを確認するため、画像検索してみた。

 代表的な写真はこれだろう。

f:id:necole_kidman:20160618092056j:plain

 ああっ! 直木先生もあごが痛そうだった!!!!

 どうやら当時の文壇では、虫歯が大流行していたようだ。

 

 

直木賞と芥川賞の違い

 芥川賞と直木賞ってなにが違うの? と聞かれることが多いので、ざっくりと答えておく。

 それぞれ、日本の文学賞の双璧であるが、芥川賞が「芸術」的な文学作品に、直木賞が「娯楽」的な文学作品に与えられる。

 こう説明するのが無難である。

 芸術と娯楽の境目はどこにあるのか、という問題は、またべつの問題に。

 

 

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