石岡ショウエイBlog『猫まみれ涙娘。』

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

漫画やアニメ、売れる名作の法則に気づいてしまった…

漫画家×小説家

 私もいちおう、作家の端くれである。これまでいくつかの作品を世にだしてきたが、満足などほど遠い。「名作」といえる作品を生みだすことは、大きな夢である。

 

 漫画であれ小説であれ映画であれアニメであれ、名作とされるものには、かならずといっていいほど、その作品の代名詞ともいえるような「名シーン」があるものだ。

 そしてわたしは、重大なことに気づいた。

 

 アニメ界の名作といえば、これまでも何度かふれてきたが、『機動戦士ガンダム』を挙げないわけにはいかない。

 ガンダムにおける名シーン中の名シーンはこれ。

 

f:id:necole_kidman:20160624221322j:plain

 

 ズキュゥゥゥゥン!

 

 宿敵シャア・アズナブルとの最終決戦において、主人公アムロの登場するガンダムは、頭部と片腕を失いながらも、真上に隠れていたジオングに向けてビームライフルを放つ。

 小学生のころの私たちは、ガンダムのプラモデルをあえて壊し、このシーンの再現を試みたものだ。

 

 

 ジャンプ漫画からも、名シーンをひとつ挙げる。

「わが生涯に一片の悔いなし!」という印象的なセリフとともに知られるこちら。

 

f:id:necole_kidman:20160624213754j:plain

 

『北斗の拳』における最大の敵ラオウが、主人公ケンシロウとの戦いに敗れ、死を選ぶ場面である。

 この直後、ラオウは雷に打たれ、絶命する。

 

「腕、太っ!」と思ったのは大人になってからで、リアルタイムで読んでいたころは、その散り様にしびれた。

 当時の漫画はキャラがよく死んだ。死の数だけ名シーンが生まれていたように思う。

 

 

お気づきだろうか、「ガンダム」と「北斗の拳」、名作が名作たる法則に

 サンプルはこの二つで十分だ。私は作品を「名作」にするために必須である、名シーンというものの作り方に気づいてしまった。

 もっと早く気づいていれば、私もいまごろ、タワーマンションの高層階に住んでいたかもしれない。

 

 このブログはまだ閲覧者が少ない。ゆえに訪れてくださるみなさんにだけ、こっそり明かすことにしよう。

 上記の二つに共通するもの、それが答えである。

 それはーー

 

 

 

 

 

 ここぞという場面で、「片手を突きあげる」のである!

 

 こんなかんたんなことに、なぜ気づかなかったんだろう。本当に後悔している。

 だが、まだ遅くないはずだ。さっそくつぎの作品では、こういった場面をクライマックス周辺に配置することにしよう。読者は大きな感動をおぼえるはずだ。ああ、そのときが待ち遠しい。ふっふっふっ。

 

 私のほかに気づいている者などいないと思うが、念のため、名シーンが多いとされる作品をチェックしておこうか。

 

 

 

 

 

 ん?

 

 んん?

 

 な、なんてことだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに、やられていたぁあああ!

 

f:id:necole_kidman:20160624214728j:plain

 

『ワンピース』のアラバスタ編のラスト、ビビ王女との、涙の別れのシーン!

 

 片腕をあげるキャラが6人(獣含む)もいるではないか!

 ということは、名シーンっぷりも「×6」だ。

 泣けるわけだ……。

 

  ワンピース屈指の名場面が、この法則に支えられていたなんて。さすが尾田先生、すべては計算済みだったに違いない。

 

 

・こんな記事も読まれています