石岡ショウエイBlog『猫まみれ涙娘。』

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石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

主役はカチューシャ/ガールズ&パンツァー初心者の評価感想

映画×妄言

 私は、アニメにおける「キャラ萌え」という要素が、あまりわかっていない。

 キャラ造形のひな形的な存在にもなった『エヴァ』を観ても、綾波レイにもアスカ・ラングレーにも、心は動かなかった。

(一番好きなキャラを選べと言われれば、赤木リツコ)

 

 そんな私が、『ガルパン』に挑戦してみた。

 アニメ版をすっとばして、劇場版。

 

 

◆観たきっかけ

 ある日、ラジオでこんな感想を耳にした。

 ――『マッドマックス 怒りのデスロード』に並ぶ傑作!

 マッドマックスは、公開年を代表する作品だ。絶賛の嵐で、後世に語り継がれるであろう、すでに名作扱いされている映画。

 

 それに、並ぶだと?

 そんなバカな・・・。

 

 私は考えた。

 あの萌え萌えなキャラデザインの段階で、一般客は手をださない、だせない。

 作品のほうが、観客を選別している。その結果、ファンの感想の純度が異様に高まってしまい、マッドマックス級、なんていう突き抜けた意見まで生まれたのだろう。

 

 よって、この盛り上がりは、ファンの内輪限定での盛り上がりに過ぎない。

 にも関わらず、一部のファンは、これは絶対に一般ウケもする、と盲信している。

 その声が、萌えに興味ナシ、な一般人にまで届いている現状に、萌えオタうぜえ、と感じている者もいるはず。

 

 とにかく『ガルパン』という文字をネットで見かけることの多いこと。そしてその期間の長いこと。

 すでにディスク化してるにも関わらず、映画館では異例のロングラン上映がつづいているという。

 

 

◆事前知識

 私が知っていたのは、以下のレベル。

  • 『ガルパン』の「パン」は「パンツ」の「パン」ではなく「パンツァー」の「パン」。(この引っかけっぽいタイトルに、すでに抵抗感)
  • 正式名称は『ガールズ&パンツァー』
  • 現代の女の子が戦車で戦うっぽい。
  • もとはテレビアニメ。
  • 「ガルパンはいいぞ」という謎の布教の言葉。
  • 「あんこう踊り」とかいう謎の踊り?
  • 「ガルパンおじさん」というファンの俗称、もしくはキャラ名?

 

 ということで、社会現象レベルになっていると信じているファンには申し訳ないが、話題になってる映画はチェックしておこう精神、で観たにすぎない私の感想を、リアルタイム進行で書き進めていこうと思う。

 専門知識でもって考証を試みる、といった要素は皆無なのであしからず。 

 

 

『ガールズ&パンツァー』初心者、実況風に劇場版の感想を

 長いし完全にネタバレなので、興味ない方は、「まとめ」って項目まで大胆にスクロールすることを推奨。

 

第一幕

 戦車内の狭苦しいシーンから、カメラを無理やり引いて、「砲筒の中」を抜けて戦車の外観、そして風景、と移り変わるカットに、目を奪われる。

 いきなりちょっとやられた感あり。

 

 戦車道? という謎の単語が。

 ミルクセーキを推すキャラが。

 

 野原で戦車群が動きだす。

 3DCGで描かれた戦車がかなりリアル。美少女キャラとのギャップがすごい・・・。

 

「パンツァー・フォー」=「前進」という意味らしい。これだけは覚えていってください、的な感じかな。 

 

 タイトル出る。

 昔の戦争モノっぽい音楽だ。アラフォー以上の、戦争映画好きには懐かしい雰囲気が醸し出される。

 だが、そこにいる人物は、萌え萌え美少女。どう受け止めればいいのか・・・。

 

     *

 

 緊迫感はまるでないものの、見た目はリアル調の戦闘シーンがつづく。

 それぞれの戦車に描かれているトレードマーク? がかわいい。

 カバ、新体操するバク、立ってる亀、包丁持ったうさぎ、めまいのカモ? ライオン顔の豹? あんこう。あ、これが「あんこう踊り」と関係が?

 戦車という無骨な存在が、ちょっと丸みを帯びた空気をともなう。 

 

 それにしても・・・、すごいキャラの数!

 戦車一台につき3人いる。しかも全員美少女。なかなか見分けがつかない・・・。

 いきなり劇場版から入るのは無謀だったか。

 マッドマックス級とラジオで言ってた人、劇場版からでもOK、って言ってたのにな。

 

 私は実写映画でも、登場人物の顔と名前を覚えるのが苦手。かなり不安になってきた。

 とりあえず、ビン底メガネにウサギの耳をつけたキャラは覚えた。覚えたからには、活躍してほしい。主役には見えないが。

 

 そもそもこれ、主役、誰なんだろ。いまのところ、大勢を並列に扱っている。

 お好きなキャラを応援してください、的な感じなんだろうが、ストーリーの軸となるキャラはいるはず。

 

     *

 

 効果音が、すごくいい。

 弾が飛ぶ、ひゅんひゅん、って空気を裂く音。戦車に着弾するときの、バキン、って金属を破壊する音。

 実写映画の戦闘シーンとおなじ音源なのか、かなりリアルに感じる。 

 

「かってにスコーンが割れたわね」

 相手が分散したって意味っぽい。このキャラは比喩表現が多いんかな。

 

 各戦車の司令塔はハッチから顔だしてるけど、模擬弾だろうけど、当たったらケガしないの?

 そこはスルーで、っていうリアリティラインか。それはそれで受け入れられますよ、早めに提示してくれたのでOK。

 

 ロシア語キャラがいる。

 私は、日本の作品で外国語を話すキャラがいると、その国の人にはどんなふうに聞こえているのか、不安になるタイプです。

 逆に、洋画でへったくそな日本語をしゃべる日本人キャラがいると、苦笑い。

 このキャラは、カタカナっぽくないので、けっこううまい人なのでは。もしや本物のロシア人?

 

 たっくさんいるキャラは、かなり記号的。アニメを見慣れてれる人ならわかるだろ、って感じ。

 それでも、これだけの人数の記号を観客に与え続けるのは、脚本、演出するうえで大変な作業だったろうなあ。

 

 とはいえ、戦いのテンションがシリアスではなくコメディ調なので、キャラ描写はしやすそう。こちらとしても、理解しやすい。

  たっくさんいるけど、名前は覚えられないものの、キャラクター性は把握できそうだ。たっくさんいるけど。

 

「人は失敗する生き物だからね。大切なのは、そこからなにかを学ぶことだ」

 ちょいちょい名言っぽいこと言うキャラがいる。

 

     *

 

 うわっ、戦場が野原から、街の中に!

 現代の日本の街並みのなかを戦車が走ってる。

 なんかいいな、いいなこれ・・・。非常事態感にテンションが上がる。

 作中では非常事態ではないようだけど。

 

 戦車の中で優雅に紅茶飲んでる子がいる・・・。

 

 複数の戦車がばらばらに戦ってるんじゃなくて、チームとなって、作戦にもとづいて動いてる感じが楽しい。

「逃げてるけど、逃げ切れない感じで走ってください」

 作戦っぽい!

 

「大洗駅」って駅の前を通過。そんな単語も聞いたことあるぞ。

 いわゆる「聖地」なのかな、リアルに存在する風景が舞台?

 だとしたら地元の人は燃えるだろうなあ。

 ちなみに私は、P.A.WORKSがある市の住民であります。慣れ親しんでいる風景が舞台の作品多し。ああいうのは、うれしい。たとえホラー調でも。

 

 しゃべらない設定っぽいキャラがしゃべった!

「ちょうちょ・・・」

 なに言ってるんだ君は。

 

「命中したぴよ」

 ぴよ?

 

 とにかくキャラの記号が大量に押し寄せてくる。テレビ版からの観客にとっては萌えの確認であり、私のような一見さんには、キャラ紹介だね。

 それがアクションシーンのなかで行われるから、面倒には感じないし、観ていて飽きない。

 

 カチューシャ、って子が主演?

 いや、準主役っぽい感じ。人気キャラなんじゃないかな。

 つーか、この子しか名前、覚えられてない。

 

 それにしても、何度も言うだろうけど、戦車の動きがそれっぽくてすばらしい。

 重量感、キャタピラで動いてる感。

 3D描画と2D描画の親和性は、最初は違和感があったが、慣れてきた。

 

     *

 

 ふと、この作品に関して中国や韓国から、「不謹慎」「軍事力強化を推進している」なんて問題視する声があがりそうな気がして、不安になってきた。

 そんな話題は耳にしてないけど、大丈夫なんかな。「戦争を美化してる!」なんて言う人もいそう。そう考えると、けっこう面倒な題材に挑戦してるんじゃないだろうか。

 

 いや、待てよ。これ、実在する戦車なんだろうけど、日本のだけじゃないよね?

 あ、チームごとに、各国のカラーがあるのか。

 ロシア語キャラがいるチームは、ロシアの戦車か!

 紅茶飲んでるキャラが乗ってるは、英国の戦車だ!  たぶん。

 

『ガルパン』は美少女好きだけじゃなくて、ミリオタも燃える作品なんだな。最初から両者に向けて作ってる。戦車描写が異様にリアルな理由を理解。

 両方好きな人もいて、そういう人にとっては、作品愛がおそろしく高くなるのだろう。

 

 でも作るの大変なはず。

 ミリオタによって支持する国は違うだろうから、それぞれの国を立てる演出をしなければ、逆に批判を浴びることになる。

 ここが違う、あそこが足りない、なんてうるさ型も多そうなイメージ。

 そのためには、それぞれの国のキャラをたてねばいかん。

 

 ああ、だからこんなにキャラが多くて、記号も多くて、並列に扱ってるのか。

 キャラから入るんじゃなくて、戦車から入ることを強く想定された作品なのかも。

 ここまでやりきってるの、異色なのでは? これまでの萌えアニメとは、ファンの熱量がことなる原因が見えてきた気がする。

 

     *

 

 それにしても金属の音、たまらん。

 私は、「金属の破壊音」萌え、という属性を持っているのかもしれない。

 異色のガンダム『鉄血のオルフェンズ』も、ビーム兵器が存在しない世界観だったせいもあり、モビルスーツの接触、破壊音が金属の質感で、そこが好きだった。

 

 ナポリターン、というダジャレのターンをした。ダジャレキャラ?

 あ、イタリアの記号か! どんな演出にもキャラ、カラーを強める要素を含ませてる。登場人物が多すぎるという難点をカバーする配慮ともいえる。ありがたい。

 

 戦車が街ん中を大爆走してる!

 エスカレータ―の上とか!

 リアリティラインがわからん!(笑)

 

「やったぜベイベ―」

 ・・・これはどこの国をアピール? たんにダサい設定のキャラかな。

 

 カチューシャって子、帽子でかい・・・。こんな帽子実在すんのかな。するんだろうな、設定凝り凝りの作品だから。

 

     *

 

 ふと思った。

 これ、どうやったら勝ち負けつくんだろ。

 あとチーム分けをぜんぜん把握できないから、心情的には、どっちもがんばれ、な状態がつづいている。

 好きなキャラを早く見つけろ、的な意味合いを持つシークエンスなのかも。

 よし、覚えられたキャラ、カチューシャさんと、ビン底メガネうさ耳、を応援することにしよう。

 

     *

 

 海だ!

 つーかオープニングからずっと戦闘してる。つかみにしては、長すぎる。

 いまのところ楽しく観れてはいるけど、物語構成のバランスは大丈夫なのかしら。前半アクション、後半日常、なんて構成だと困るぞ。

 

 ビル、破壊されまくってる。模擬弾じゃないのか・・・。

 リアリティラインは、人は死なないけど、それ以外はリアル戦争ノリで、と理解。

 

 あ、カチューシャさんとタイマンっぽい雰囲気の茶髪が主役かな。

 あんこうの戦車。まじめっぽい。うん、彼女が主役に違いない。

 

 ちょいちょい大正琴みたいのを弾きながら、思わせぶりな言葉を口にする子はなんなんだろ。非戦闘員。

 預言キャラ? 名言キャラ?

 

 ペンギンいた・・・。

 

 なんやかんやあっての、戦闘終了。白旗あげると負けなのね。エキシビジョンマッチだったみたい。

 

 からの~、お風呂シーン! 

 何人いるんだよ! 全キャラのサービスシーンを入れねば、という制作側が感じているプレッシャー、義務感を察する。

 このシーンだけをキャプチャーしてるエロいファン、いそう。

 

     *

 

 西住、やっぱこの子が主演だろう。だれが主演とか関係ない作品っぽいけど。

 

 湯上がり気分で戦車を走らす夕方、現実にはありえないけど、いい風景だな・・・。 

 

 メガネをかけた先生っぽい男、登場。

 美少女じゃないキャラ、モブ以外では、初めて登場。でもキャラデザがごくごく薄い。覚えなくてもいいキャラです、ってことだろう。

 

 この作品は、大洗女子学園の廃校をまぬがれるために、戦車でいろいろがんばってきた話らしい。

 甲子園で野球部が活躍すれば、学校の知名度も上がってみな元気になれる、ってやつか。

 

 んで、廃校はまぬがれた、よかった~、ってのがテレビ版のラスト。でも、まぬがれてなかった! ってことが、いま明かされた。

 衝撃の事実らしく、みんなさよならだね、って悲しい雰囲気に・・・。

 

     *

 

 これ、チームごとに服装が違ってたけど、おなじ学校だったのか?

 バレーボール部みたいな制服のチームもいる。チームは部活ごとなのかな。

 

 学園艦、ってなんだろ。

 ちょっと映った巨大戦艦のこと? 暮らしてる人もいる気配。

 あ、戦艦の上に街があるっぽい、スケール感、どんだけなんだよ。マクロスかよ。

 

 バレー部っぽい子たち、ほんとにバレー部だった。

 やっぱ全員、大洗女子学園の生徒か?

 オープニングは、学校ごとの争いじゃなくて、部活ごとの争いをやってたんかな。

 学校では、勉強、部活、そして戦車戦をすることが必須、って世界設定か。

 

 私らが、剣道か柔道が必須科目だったように、この世界では、「戦車道」という科目が必須なんだろう。 

 武道や作法のように扱っているのが面白い。設定の作り込みがつくづく細かい。

 

     *

 

 巨大飛行機C-52が降りてきた。飛行シーンが大好きなのでテンションあがる私。

 ○○したら、廃校は見送ってあげるよ、なんて条件を提示してくるキャラが登場する感じかな?

 →違った。

 

 ここまでで、全120分のうちの、30分。

 ほとんどが戦闘シーンというサービス満載でありつつ、キャラ紹介も記号的とはいえきっちりやって、かつ、起承転結の「起」として、正確に四分の一の時間でやる。

 これ、すごい作品かも。

 

 廃校ということで、学園艦との別れ。みな泣いてる。

 ん? 真田幸村風「六文銭」の旗持ってるけど、伊達政宗風ともいえる「隻眼」要素もあるキャラを発見。

 

 実況のペースを落とそう。手首が痛い。 

 

 

第二幕

 みんな陸地の分校風な建物で、新しい学園生活を開始していく。映ってないキャラは、他校の生徒だったっぽい。

 いままではずっと学園艦で暮らしてたんだろう、みんなさみしげ。

 戦車という陸軍っぽい雰囲気なのに、艦上暮らしという海軍っぽくもある作品だったのかな、いろいろとテレビ版を妄想しながらの鑑賞である。

 

 第一幕から一変、まったりした日常シーンに。

 美少女アニメと日常シーンは相性がいいんでしょ? ここはファン的には、けっして終盤で盛りあげるための「盛りさげ」ではないのだろう。

 コンビニに戦車で行くって、ちょっとうらやましいな・・・。

 

 数人がクマのテーマパークに行った。

 なんだろ、このゆるゆるなシークエンス。

 ちっさい子と出会う。ああ、のちのラスボスとの接触、的なシーンなのかな?

 いや、ちっさすぎるな。いや、キャラデザの作風が作風なので、小柄なのか幼いのか判別できん。

 

 ビン底とは別のメガネしたキャラ、レンズが片目しかないことに気づいた。

 視力のバランスが悪いって設定なのか。片目で潜望鏡を覗きすぎたから、って理由かしら。

 

 ちらっと映った茶色いサンドイッチ、あれ、『風立ちぬ』にでてきた「シベリア」ってお菓子かな?

 

     *

 

 ふと思ったんだが、これに出てくる戦車、現代のものではないよね?

 詳しくないので見分けがつかないんだけど、第二次大戦しばり、とかあんのかな。あったほうが戦力のバランスがとれるし、燃えるよね。

 最新式戦車とのバトル&勝利、って展開も燃えるな。ラスボス的な戦車がいるなら、そんなのもアリかも。

 

  主人公、西住さん、お姉ちゃんとの思い出を振り返る。理由はわからん。

 

 大洗女子学園の廃校撤回に向けて、いろんな立場の人が動いている模様。

 大学選抜チームに勝てば廃校撤回、ということになる模様。

 ふむふむ。スポーツ漫画でも、全国大会で優勝したあと、特別番外編をやるときって、相手は大学選抜とか外国選抜だったりする。

 格上の存在をいきなり出さなきゃいけないときはそうなる。無難な展開。

 

     *

 

 二宮金次郎像に提灯あんこう風の電球ついとる!

 ちょいちょい気になる遊び演出が含まれてるけど、テレビ版を観てると、お約束的な楽しさがあるんだろうな。

 

 片目メガネ、ももちゃんは、ふだんは冷静だけど、ツインテールの会長にデレデレらしい。

 そど子、とかいう三つ子? 飼育小屋にこもる。

 

「戦車に通れない道はない」

 名言風なセリフきた。でも使い道が、ないな・・・。

 

 大学選抜との戦いは、30対8の、圧倒的なハンデ戦らしい。

 

 あ、桃の眼帯キャラもいる。隻眼ふたりもいるのか。

 

 

第三幕

 戦いの開始が宣言される。

 ここまでで60分。全120分を30分刻みで、物語をきっちり4分割する脚本なんかな、強い美意識とこだわりを感じる。

 

 他校にいるらしいお姉ちゃんたち参戦、仲間が増えた。

 このために回想シーンがあったのか。姉妹の絆、的な。テレビ版ではけっこう重要なファクターだったと察する。姉にコンプレックスがあったりしたのかも。

 

 かつてのライバルも続々と参戦を表明、テレビからのファンなら、「結集」感に燃える展開なのだろう。

 一見さんとしては・・・・・・、キャラ増えすぎ! 認識できるかぁああああああ!

 

     *

 

 ここからずっとバトルシーンの予感。

 ということは、30分づつの4分割構成は、戦闘、日常、戦闘、戦闘ってことになる。90分が戦闘描写。

 うれしいけど、そんなの可能なのか? 時間、もつのか?

 

 もしやりきるとするなら、かつてこんなに大胆な構成の作品があっただろうか。

 あ・・・、『マッドマックス 怒りのデスロード』?

 なるほど、比較対象として名を挙げたくなる理由がわかってきた気がする。

 

 作戦会議中。

 カチューシャさんは、ちびっ子らしい。肩車してもらってる。かわいい。

 ダージリンさん、ダージリンティーを飲む。

 チームごとに国のカラーを強調。キャラクター設定表を見てみたい。そうとう細かく作ってあるはず。

 

     *

 

 戦闘開始!

 この世界観においての戦いって、「戦争」というべきか、「試合」というべきか。

 

 舞台広っ! 森や丘もある。

 作戦に基づいてそれぞれが配置につく。

 ブラピの戦車ラブ戦争映画『ヒューリー』は超えてる感。

 あれ、終盤の演出がきつかったっす。

 

 敵と接触、応戦開始!

 人物が映ってないカットを観てると、本当に本格戦争モノ、って感じ。そういうのが好き&詳しいスタッフが作ってる感。

 

 もっすごい破壊力の弾を持った敵が登場。

 いやあ、見とれるわ、戦闘シーン。

 

     *

 

 雨振ってきた! 映画における雨のシーン、大好き!

 うんうん、なんか悲しげ。軽いノリから、悲壮感が漂うものになってきた。

 演出のメリハリが効いてる。劣勢らしい。

 

 なまってるチームがいる・・・。

「いくべ!」

 

 カチューシャさんを守るために次々仲間が死んでいく!(死んでない)

 がんばれ大洗女子学園!

 感情移入してきたよ。

 

 そばかすガールは盗聴好きらしい。

 大正琴っぽいの弾いてるキャラは、戦車の中でも大正琴。

 

     *

 

 おおっと、戦車の描写に、ありえねえ感が増えてきた。

 でもおもしろいからキャパ内。

 大型移動砲台を、撃破!

 

 いったん戦いは膠着状態に。作戦の練り直し。

 おお! この辺で時間は90分、全体の四分の三!

 やっぱり時間配分をきっちり4分割してる。

 計算された造りだなあ。さっきの移動砲台は、いわば中ボス戦だったんだな。 

 

 

第四幕

 舞台は廃村みたなとこに。

 建築物のある風景に、戦車。いいなあ。

 市街戦が始まる気配! 燃えるぜ!

 

 この作品は、戦争モノの要素で推しているのに、死と隣り合わせではない、という決定的な欠落要素がある。のに、観てて楽しいのはなんでだろ。

 部活的、スポ根的感覚に置き換えられているせいかな。 

 

 砲弾の飛ぶ、ひゅん、て音、映画館で観たら迫力あっただろうなあ。

 映画版を作った意味を理解。ただのメイクマネー作品じゃない。

 

 敵に「T28重戦車」とやらが登場。

 知らんけど、「あ、あいつが来るなんて」感があるので、すごいんだろう。とりあえず、デカい。ラスボスだ。

 

     *

 

 音楽がテンポのいいものから不穏なものに。

 

 上空からの広いカットで、各軍の戦車配置を適時見せてくる。

 わかりやすいし、勢いで勝った、みたいな安易な展開をさせない覚悟も感じる。

 作り手の情熱も、うざいほどにファンの声が大きくなる理由も、どんどん理解していってますよ。

 

 あ、西住さんチームら、囲まれた。

 

 助けようとするチームの無口なキャラ、なにかを思いついた。

 声優って、セリフの量とギャラのバランスってあるのかな、と気になりだした。

 

 観覧車を転がし、ピンチを脱出させる。

 あはは。 まあ、ありえねえ的な演出も、ここまで豪快なら楽しめる。

 

     *

 

 第三幕から通算すると、バトルシーンは40分を経過。

 さ、さすがに戦闘描写60分は蛮勇だったかも、と思い始めた。

 

 お、昭和な風景の市街地に。

 雰囲気だしてくるね~。

 

 敵、思ったように戦況が進まず、焦りだす。

 敵のボス、なんか歌いだした。

 クマのテーマパークにいた子、やっぱりラスボスだった。クールキャラなのか、かわいいキャラなのか。

 幼い、ってのが一番ふさわしいかも。

 

     * 

 

「この負けっぷり、いつもの我々ですな」

 なかなかいいセリフ。どこかで使いたくなる。(笑)

 

 どっちかがゼロになるまでの殲滅戦ルールだが、どっちが何台残ってるか把握できない。残数を適時、教えてほしかったかも。

(観ながらキーボードを打ってるので、見逃しただけかも)

 

 しばし観戦。

 

 あ、残り2対3かな?

 西住(妹)&西住(姉)vsボス&2台。

 ラストバトルですな。

 

 わあ・・・、セリフがなくなった。

 これ、映像だけで戦況を見せるつもりか、すごい。

 これまでのコメディアスとは一変、カメラワークも激しくなり、目が離せない!

 

 敵、ボス以外の2台が白旗。残るは、西住姉妹とボスだけ!

 映画だけでは、お察しください状態だけど、テレビ版での姉はかなり重要なポジションだったんだろうな。

 

 ボス、強い。

 でもクマ好きって要素が引き金になって隙を招く。ふむふむ、幼さも、クマのテーマパークの場面も、しっかり伏線に活用してる。

 

 西住妹が特攻してボスと相打ち。

 姉が残機1として終戦、大洗女子学園の勝利!

 廃校の回避決定、エンディングへ。

 

     *

 

 シメの時間、たった2分だった!

 本当に、戦闘ー日常ー戦闘ー戦闘、って大枠を徹底してた。

 なんというバランス。これ、萌えアニメの皮をかぶってるけど、バトルを見せる作品なのね。キャラ萌えは、付属要素。エサ?

 キャラ萌え+ミリオタ要素、じゃなくて、ミリオタ要素+キャラ萌え、な作品と認識。

 

 スタッフロールのバックに描かれる、解散後のそれぞれの様子。

 キャラ好きだったら、おまけ風味でうれしいだろね。最後まで手を抜かない職人気質のお仕事でした。

 

 手首の痛みを感じつつ、実況も終了。

 

 

まとめ

 死のない戦争ごっこ、ってとこに不安があったが、「戦車道」というキーワードを中心とした世界観を創ることで、かえって間口の広い作品になっている気がした。

  

 兵器は好きだが戦争は憎む、というねじれた価値観を持つ人は、この国にはけっこう多いと私は思っている。代表格は、いわずと知れた、宮崎駿監督。

 それが如実に表れていたのが『風立ちぬ』。

 

 絶対に観ないだろうが、宮崎監督の『ガールズ&パンツァー』評を聞いてみたいと思った。兵器好きで少女好き。ジャストじゃないか。

「けしからん!」と人前では怒りつつ、裏では、こんなやり方があったか、なんてもだえる姿を妄想してしまう。

 

『ガルパン』は『マッドマックス』級、って意見には、構成の大胆さ意外の尺度では、賛同しかねるが、こんなことを言ってみようか。

『ガルパン』は『風立ちぬ』級だ!

(すでに言われてることかも)

 

     *

 

『ガールズ&パンツァー 劇場版』、私は十分楽しめました。

 セリフのないラストバトルは、繰り返し観てみたいかも。

 

 情報量が異様に多いので、美少女好きにとってもミリタリー好きにとっても、ネタや興味が尽きない、探求のしがいがある作品だろう。

 ロングラン上映されていることにも納得。

 

 私も、もう一度観れば、見落とした情報も、より正確にキャッチできるだろう。

 戦闘シーンは映画館の音響システムで観てみたいとも思った。『マッドマックス』で話題になった立川の爆音上映とか。

 あ、『マッドマックス』級ってのは、音響面で言ってる人もいたのかも。

 

 続編なのかスピンオフなのかわからないが、『ガールズ&パンツァー 最終章』なるものもあるらしい。

 ガルパンブームは、まだまだつづくようだ。お祭りムードになるなら、参加してみたい気もする。

 

     *

 

 熱心なファンの方には、読んでてイラッときたり、誤解につっこみたくなること多々な実況だったと思いますが、「新兵(初心者)とはそういうものである」とデキる上官のごとき広い心で、今後の成長を見守ってやってください。

 

 

ガールズ&パンツァー、キャラクターランキング 

 必然性があるとはいえ、とにかくキャラが多かった『ガルパン』。

 記憶に残った戦車、は描けないが、記憶に残ったキャラを、記憶の濃さに応じた大きさで描いて、今回の記事のシメとさせていただく。

 パンツァー・フォー!(覚えた)

 

『ガルパン』イラスト、キャラ・ランキング、カチューシャ、ミカ、愛里寿、ねこにゃー、ダージリン、丸山紗希、福田

 

1位:カチューシャ

 最初に覚えられた名前。

 

2位:ミカ

 名言集、とか作ってるサイトがありそう。

 

3位:愛里寿

 ぼんやり人間なので見落としていたようだが、外面&内面の幼さは、当然のことだった。飛び級で大学に入った13歳らしい。設定に抜かりなし。 

 

4位:ねこにゃー

 出番はごくわずかなのだが、ビジュアルが印象強くて。

 

5位:ダージリン

 もっとも記号的なキャラだったが、この作品においてはありがたい存在。

 

6位:丸山紗希

 ちょうちょ・・・。

 

7位:福田

 だべ。

 

※「物語における初見で把握できる人数は7人まで」という説がある。なので7位までとした。主人公、入らなかった・・・。

 

 

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