石岡ショウエイBlog『猫まみれ涙娘。』

石岡ショウエイ漫画Blog:猫まみれ涙娘。

作家の端くれが、漫画やイラストで、エンタメ寄りの記事を書いております。

【猫】の特集記事を書けば読むとでも?/くっ、痛いところを…【猫の雑誌10選】

 空前の猫ブームらしい。

 いわば、「大・猫時代」である。

 ああ、どこかで聞いたようなナレーションが聞こえてきた。

 

     *

 

『ぶち、三毛、トラ……、この世のすべての猫をひざに乗せた男、大猫王ゴールド・ロニャー。

 彼の死にぎわに放った一言は、猫バカたちを海へかり立てた。

「オレのかつお節か? 欲しけりゃくれてやる。探せ! この世のすべての猫をメロメロにできるかつお節を、そこに置いてきた!」

 猫バカたちは、かつお節を追い求める。

 世はまさに、大猫時代!』

 (from『ニャン・ピ―ス』 冒頭より抜粋)

 

     *

 

 はい、よくわからないボケはさておき、昨今の住宅事情もあってか、国内において飼われている数は、猫が犬を逆転。 

 商機を逃すなと、世は猫関連のビジネスが盛り上がっている。

 

 雑誌もそのひとつ。本屋に行けば、あきらかに増えている。

 犬を特集する雑誌よりも、猫を特集する雑誌のほうが、多く目につく。

 いままで犬を撮影していたカメラマンも、ひっしに猫を撮っているのだろう。

 こんな感じだと予想。 

 

猫と犬の撮影風景の違い:石岡ショウエイ

 

 猫のように動かないみなさんのために、いま、どんな猫雑誌がでているか、まとめてみる。

 題して―― 

 

猫の雑誌を読んで、猫を迎える日に備えよう!

 え? もう飼ってるって?

 ………じゃあ、その猫をまったり眺めていたほうが、充実した時間になると、思います。(いいなあ…)

 

 

これが定番、猫雑誌の四天王

 まずは、「表紙を飾る猫の写真」にスポットを当てて見ていこう。

 カメラマンや編集部がもっともこだわる一枚であろうし、表紙のお猫様を見れば、その猫雑誌の傾向も察せるはずだ。

 

 猫雑誌の世界にも、歴史の長いものもあれば、短いものもある。

「猫ブームだからって、突然、おれたちのシマに群がってきやがって」

 そう憤っているかもしれない、老舗の猫雑誌たち。

 私はかってに、猫雑誌四天王と呼んでいる。

 

 

猫雑誌、四天王1『猫びより』

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猫びより 2017年 01 月号 [雑誌]

 

 気まぐれな猫の、カメラ目線をバッチリとらえている。

 さすが老舗のカメラマン、猫を撮りなれているのだろう。

 とはいえ、さすが猫。しゃんとはしてくれない。顔をかこうとしてるのが、微妙に態度が悪くて、いとおしい。 

 

 雑誌のキーワードは「癒し」。オシャレな大人の雑誌を目指している。

 

 

猫雑誌、四天王2『猫ぐらし』

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猫ぐらし 2016年 12 月号 [雑誌]

 

 はわわ! なにこの、お留守番してる子供のようなポーズと目線!

 これはきゅんとさせる気、満々だ。

「おみやげ買ってきたよ~」とか言ってあげたい。

 

編集部:「“ネコ補給”してますか? 本誌は、あなたの猫ゴコロを満タンにします」

 

 ハイオク満タンお願いします!

 

 

猫雑誌、四天王3『ねこ』

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ねこ 2016年 11月号 Vol.100【付録:パンチョとガバチョ2017年カレンダー】

 

 エメラルド・グリィイイイイン!

 まるで宝石をそのまなこに抱いているよう。

 だがその宝石に手を伸ばせば、すかさず鋭い爪が襲い掛かってる。そんな挑発的な一枚だ。

 

 雑誌のテーマは、「ねことここちよく暮らす」。

 ねことってもここちよくありたい。

 

 

猫雑誌、四天王4『猫生活』

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猫生活 2014年 01月号 [雑誌]

 

 かぎりなく瞳孔を細くした、なかなかの面構え。

 肩がぶつかったら、すかさず謝らねばならんような、危険なにおいも発している。

 撮影場所は、どこかの庭だろうか。タイトルにもある、「和猫」にふさわしい空気。

 

『猫生活』はなんと、2014年に休刊となっていた。

「42年間ご愛読ありがとうございましした」の文字が切ない。

 もう少しねばっていたら、一大ブームが到来していたのに!

『猫の手帖』という老舗も、2008年で休刊している。

 

 

ブームを逃すものか、猫雑誌の新興勢力、六本槍 

 四天王に続いては、近頃つぎつぎと誕生している、猫雑誌界における新勢力。

 定期刊行されるかはわからないが、本来は別ジャンルの情報を扱っている雑誌が、その力を猫に注いだ増刊を誕生させた。

 注目すべき六冊を、私は「六本槍」と呼んでいる。

 

一の槍『女性自身』の猫特集増刊『ねこ自身』

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ねこ自身 2匹め (光文社女性ブックス VOL. 158 女性自身MOOK)

 

 あの女性週刊誌が、スキャンダル、ゴシップを扱うノリはそのままに、猫の雑誌を誕生させた。表紙の文字を読むだけで笑えてしまう。

 

 猫好きの間でかなり話題になったのが、「SEXY袋とじ」

 おっぱいや鈴カステラ(たまたまの俗称)が掲載されている!

 もちろん、猫の。

 

 表紙のお猫様、かなり行儀がよろしい。

 でも、本当の君は、そうじゃないんでしょう?

 

 

二の槍『ザ・テレビジョン』の猫特集増刊『ザ・テレビニャン』

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ザテレビニャン (カドカワムック)

 

「テレビニャン」ってセルフパロディがナイス。 

 情報番組の猫ネタ、最近、本当によく見かける。

 テレビをザッピングしてる最中に猫が写ったら、そりゃ観ちゃいますよね~。

 

「芸能人猫相関図」って企画が笑いを誘う。

 週刊誌でありがちな、「〇〇会」といった若手女優の勢力図のごとし。 

 

 表紙のお猫様は、CMにも出ているモデル猫。さすがに顔だちがりりしい。

 そのへんにいる猫、ではなく、スターなネコの特集をしているのが、テレビ雑誌っぽい。

 

 

三の槍『an・an』(アン・アン)の猫特集

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anan (アンアン) 2016/07/27[夏の にゃんこ LOVE]

 

 いやいや、そこはタイトルも『an・an』から『nyan・nyan』にしないと!

 

「にゃんにゃん」だと、エロい感じになる?

 でも、本家『an・an』も、SEX特集が恒例になってるよね?

(「猫増刊」ではなく、「猫特集」どまりなので、本のタイトルを変えることは難しいのだろう)

 

 表紙の二匹は、まるで雌雄のライオンのごとき風格。

 ……あ、いや、猫をライオンにたとえるなんて、まるで猫よりもライオンのほうが格が上みたいっすよね、すんませんでした!

 

     *

 

 ふと、この特集号を買うのは、猫好きと、毎週『an・an』を読んでいる人、どっちなんだろうと考えていたら、Amazonにはこんな表示が……

 

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 大人買い!

 どこのだれかは存じませんが、好きね~♪

 

 

まだまだある、猫増刊

四の槍『Hanako』(はなこ)の猫特集

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Hanako特別編集 猫と男が幸せを呼ぶ。 (マガジンハウスムック)

 

 くっ、これも、『Hanako』に「y」をくわえて、『Hanyako』としてほしかった……。

 

 表紙の「猫と男が幸せを呼ぶ。」ってなんだ。

 猫は幸せを呼ぶが、男は、そうでもないぞ?

 

 表紙、手前のメガネが、猫の小ささと、取扱注意な感じをうまく表現している。

 でも見た目はこれそっくり。

 

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 ・花王 新クイックルワイパー ハンディ<捕集量が約1.5倍増>

 かなり重宝してます。

 本当に気軽に扱えるので、掃除に対する「面倒くさい感」が激減。

 とくにPC、AV関連の黒いものには必須となりました。

 

 あれ? なんの記事だっけ。

 でもクイックルワイパーハンディは、マジで使える。

 

 

五の槍『LDK』の猫特集『ネコDK』

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ネコDK (晋遊舎ムック)

 

 ロゴが、いつもの『LDK』かと思ったら、「L」が猫の形になってた!

 

 猫好きだが事情があって飼えない。

 そんな人間は、猫グッズにはまることもあるだろう。

 私もその一人。こういった企画はうれしいものだ。

 

 表紙のお猫様、黒目が最大級の大きさ。なにかに大きな興味を示している。

 シャッターの直後に飛びかかっていると予想。

 

 

六の槍『Get Navi』による『ゲットにゃび』

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ゲットにゃび (Gakken Mook)

 

 メインロゴは『Get Navi』のままだが、フリガナは『ゲットにゃび』に。

 紹介する猫雑貨の数、ニャーニャーニャ―で222種!

 企画した編集者は、きっとこう思ったはずだ。

 

「犬特集なら、ワンワンワンで111種ですんだのにな……」

 

 ひょこっと顔を見せるハチワレ、近づいたらさっと隠れるんだろうな。

 

     *

 

 ということで猫雑誌の、老舗四天王と新興六本槍、計10冊をご紹介した。

 が、あとひとつ、おまけで紹介したいものが。

 

 

『Number』による『ヨガ猫』

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Number Do(ナンバー・ドゥ)癒やしの日めくり ヨガ猫 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))

 

『Number』から『ニャンバー』……、というわけではないのだが、『Number』のサイトから、ヨガをする猫の写真をおさめたカレンダーが生まれた。 

 猫がヨガ? ああ、そういうことね。

 以下のサイトに、読者から寄せられたキュートなヨガ猫写真がたくさん。

 

     *

 

 こんな記事を書いていたら、猫にふれたい衝動が、かえって強くなってしまった。

 猫飼いの方々が心底うらやましい、猫を抱いて暖をとりたい季節である。 

 

 

 猫雑誌を観たあとは、猫映画などいかがでしょう?

 こんな記事も書いています。

 

 その他の猫ネタはカテゴリー:『ぼくと透明なネコ』

 

     *

 

◆記事終わりの連載4コマ漫画

『ペットボトルくん』その97

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 いやいや、さすがに違いますよね。

 しっかりしろ、容器!